防災グッズ準備の前に!避難バッグのおすすめな選び方

防災グッズを準備しよう!と思ったときに、絶対に必要になるのがリュックなどの避難バッグです。すでに家にあるものを使うのが費用も掛からず、手軽に準備できます!
しかし、

  • 持っているバッグはオシャレ向き
  • 小さすぎる
  • 強度が不安
  • 持っていない

という方も多いと思います。
私が実際に避難した時には、4月14日のマグニチュード6.5の地震後、慌てていつも使っていたオシャレ向きバッグに必要な物を入れました。これがとても使いにくく避難には非常に不向きなことを実感しました。

今回はその経験を踏まえ、使いやすく便利なバッグの選び方をお伝えします。

避難バッグは、小・中・大を揃えよう!

大きさ
防災グッズを準備し始めると分かるのですが、「え??こんな量になるの??」となる方が多いです。さらに赤ちゃんがいたりなど、家族が多い方ほど持ち出す荷物も多くなります。

地震などの災害が起きて避難が必要な時には、全部持っていきたい気持ちがとてもあります。しかし通常の状態でさえ重い・かさ張るものを、非常時に持ち出すことは極めて困難です。

そのため、防災グッズは、小・中・大で揃えるのがおススメです!

用意する防災グッズについては別途まとめまております!
0次の備え一次持ち出し二次持ち出し女性高齢者赤ちゃんや子供

小さめのおすすめバッグ(ショルダー・ウエストポーチ・ボディバッグ等)

まず、小さ目のバッグはいつも持ち歩けるものを選びましょう!
この中には、

  • 財布(小銭を多めに用意する)
  • 運転免許証・健康保険証などの証明書
  • 携帯電話
  • 通帳・印鑑
  • ティッシュ・ハンカチ

など、絶対に失くしては困るもの・すぐに使うものを入れておきましょう!

ちなみに小銭を多めに用意する理由は、自動販売機やレジが動かないコンビニや店で買い物をするためです。おつりが用意できない状態になる恐れがあるので、普段から小銭を集めておきましょう!

小さすぎないショルダーバッグ


ショルダーバッグ OUTDOOR PRODUCTS(アウトドア プロダクツ)

小さいバッグが良いとは言っても、あまり小さすぎると携帯電話と財布くらいしか入らないので、前述した必要な物が入る程度のショルダーバッグ・ウエストポーチなどがおススメです!
選ぶときのポイントは以下です。

  1. 両手が空く
    絶対に必要な条件です!
  2. 高価なブランド物ではない
    周りの人を疑うわけではありませんが盗難などの防犯意識も必要になります。また、汚れたり傷ついたりする可能性も高いので、手ごろな価格の物を選ぶと良いでしょう。最近よくある雑誌の付録なども活用できそうですね!
  3. バッグ内の仕切りが多い物
    あったほうが便利かと思います。ポーチで分別するとどうしてもかさ張ってしまいます。お手持ちのバッグに仕切りがないときは、フリーザーバッグなどを使うと便利ですよ!
  4. ファスナーである
    使い勝手が良いです。端から端まできちんと閉めることができるので、色んな動きをしても中身がこぼれにくいです。

中くらいのおすすめバッグ(リュック)

中くらいのバッグと言っても、一番のおすすめはリュックサックです!ほとんどの方が避難バッグといえばリュックを思い浮かべますよね。ショルダーバッグやウエストポーチと同様で、両手が自由に動かせるところ一番大切です!

この中には、水や食料など、命を繋ぐために必要な物やおむつや生理用品など一時的な避難に必要な物を入れましょう!

しっかりとした造りのリュックサック


登山リュック レインカバー付き

リュックを選ぶポイントは、

  1. 大きすぎない
    たくさんのものを持って逃げたい気持ちがあります。しかしあまりに重すぎたり大きすぎると避難の妨げになる恐れがあります。ご自身の体型や体力に合わせて30リットル前後を目安に選ぶと良いと思います。
  2. 登山などアウトドア用
    防災グッズ入れとしてもおススメです。ショルダーベルトがしっかりしている・収納ポケットが多い・耐水性など屋外向きの素材・目立つ色、など、役立つ点が多いためです。
  3. ホイッスル付き
    リュックに付いているので万が一の時にはすぐに周囲に知らせることができます。ホイッスルは100円ショップにも売ってあるので、リュックにしっかりと結び付けておくのも良いですね!
  4. 防災グッズ入りリュック
    防災士監修の防災リュックセットなど専門の防災セットは価格が少々高い印象ですが、そのぶん避難の際・緊急時に必要と考えられるものがしっかり入っています。自分で一つ一つ選ぶよりも時間短縮ができ、安心にも繋がりますね。また、なかなか避難アイテムを集めることが難しい忙しい方やご年配の方などにも便利です!ただし、

    • 購入したら中身をしっかり確認する!→いざ使うときに何が入ってるのか分からない恐れがあるため。
    • 必要な物を足す→万人向けのセットのため、自分にとって必要な物を忘れずに入れておく。

    という2点に注意しましょう!

  5. 安すぎないもの
    高価なリュックを買うべきという意味ではありません。あまりに安すぎると、造りが雑で避難には向かない場合が多いです。荷物の重さに耐えきれなかったり、生地の素材が弱かったり、肩に負担がかかったりと、スムーズな避難が難しくなります。もちろん安くても良い物もありますので、しっかりと自分の目で見たり実際使った方の感想を聞いたりなど、情報を仕入れて選びましょう!

大きめのおすすめバッグ(ボストンバッグ・旅行バッグ・キャリーケース)

大きいバッグは、避難時に持ち出さず、落ち着いてから持ち出すものを入れておきます。そのため、場合によっては災害後に取り出せない可能性もあるので、優先順位としては低い物や先に持ち出したものの+α(水やおむつや生理用品の追加)等を入れておきましょう。

おすすめは、大きめのボストンバッグ旅行バッグ(スーツケース)です。

生活用品が十分入る大きさのバッグ


大容量3Wayボストン(ショルダー・リュック)

大きいバッグを選ぶポイントは以下です。

  1. 自立する
    バッグの底がしっかりとしていて自立するものがおすすめです。(大抵の場合、荷物を入れたら自立します。)避難所は一人ひとりのスペースは狭いので、パタパタ倒れることが多いと、隣の方も自分もストレスになります。そんなことで…と思いますが、緊急事態では極度の不安・緊張がありますので、些細なことも気になってしまいます。
  2. 高価なブランドなどは避ける
    大きめのバッグは常に避難所に置いて生活することが多いです。その点を踏まえて、使い古したバッグや無難なものを使うと良いでしょう。
  3. 目立つ色・印
    自分のもだと一目でわかる目立つ色や柄だとおいていた場所もすぐわかりますし、人と間違えることもありません。今持っているバッグが黒などよく見かける色の場合は、大きめのキーホルダーやバンダナなどをまいて目印を付けましょう!ガムテープに名前を記入してタグのように貼り合わせるのもおすすめです。
  4. ケガした場合も考える!
    ケガした場合はたくさん持ち出し移動することが困難です。その点スーツケースはゴロゴロが付いているため、力をあまり入れずに持ち運べます。また、ショルダーバッグの紐が長めだと引きずる事ができます。もちろんケガの程度にもよりますが、万が一の場合も考慮が必要です。
  5. ファスナーなどでしっかり閉めることができる
    大きいバッグには肌着や生理用品なども入れるでしょう。そのため、中身が見えないようにしっかりとファスナーなどで閉まるタイプがおすすめです。

自分・家族に必要な大きさのバッグを用意しよう!

家族
色んなバッグをご紹介しましたが、人それぞれ必要な物や好みの大きさなどは異なります。

  • もっと大きいリュックでも余裕で持っていける!
  • コンパクトに小さくまとめたい
  • 赤ちゃんのオムツを入れるので防水のバッグがいい

など、自分の体力・家族構成や生活スタイルに応じて変更しましょう!

ただし、無理は禁物です!今の通常の状態で重い物や使いにくいバッグは、実際に避難する際にとても不便に感じますし危険な場合があります。ギリギリ持って行くことができる重さは避け、余裕を持って運べる重さにしましょう。

まずは自分や家族の身の安全が一番ですので、そこを念頭に置いてバッグ選びをしましょう!

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