子どもの防災意識の高め方を考える

今回は子どもの防災意識の高め方についてお伝えします。

自分で実践したり保育士の方から教えて頂いた事をまとめますが、子どもも一人一人性格や個性が違いますので、みんなに有効というわけではありません。

しかし、子どもに身を守ることの大切さ・身の守り方を教えていくのは親の務めでもあります。伝え方が難しく、完全には理解できないこともあるかと思います。しかし「危ない・どうすればいいか」を少しでも知ることが大切です。

知っている事が「0」と「1」では全く違います。

普段の何気ない生活の中で、子どもたちの防災意識を高めましょう。

 地震の恐ろしさ、安全確保の方法を教える

学ぶ

正直、難しいと思います。私もですが大人ですら、激しい揺れなど経験したことがないと、その本当の恐ろしさは分かりません。ただし、大人は過去の震災の情報やそこから考えられる被害を想像し、どうすべきかを考えることができます。

しかし子どもはそうはいきません。小学校高学年くらいになると、おおよその事が分かると思いますが、小さければ小さいほど災害や安全確保については伝わりにくいです。

防災訓練に参加する

地域で行われる防災訓練はその道のプロが教えてくれるので、親も一緒になって学ぶこともできます。防災イベントなどとして開催されることもあります。場合によっては、専用の機械で地震の揺れがどういう物かも体験できるので、掴まるのがやっとの揺れなどを知る事ができます。

また、幼稚園・保育園・学校などで、独自に避難訓練も行われるので先生の指示に従うことが大切です。行事表などに、”避難訓練”と書いてある日には、「今日は、もしも地震や火事が起こった時の逃げ方を教えてもらうから、しっかり覚えておくんだよ♪」と一言伝えましょう。

何かよくわからなくても「お父さん・お母さんが言う事だから、きっと大事なんだ」と思ってくれるでしょう。さらにお家に帰って来た時に、「今日どうだった?」と感想を聞くのも子どものフィードバックとなるので良いですね。

中には訓練でも怖くて泣いてしまう子もいるので、頑張ったことをうんと褒めてあげましょう!

絵本・紙芝居を使う

いくら言葉で伝えても、限界があります。大人でも言葉だけだと、ついボーっとして話が入ってこないこともありますよね。そんな時は、視覚で学ぶことも大切ですし伝わりやすいです。


じしんのえほん―こんなときどうするの? (地震防災えほん)

小さい子どもは、絵本を読んでもらうことが多いと思います。一緒にゆっくり読んで一つひとつを確認するのがおすすめです。何度か読むと自然と覚えてくるので(桃太郎などのように)、1回だけじゃなく、繰り返し読むことが大切です。


地震がきたらどうするの? (危機管理紙芝居シリーズ)

お家で紙芝居はあまり行わないかもしれませんが、保育園・幼稚園や図書館・児童館での読み聞かせの時間にリクエストするのもいいかもしれません。児童館などではどれがいいか子どもたちに選ばせるところもあるので確認してみましょう。


クレヨンしんちゃんの防災コミック 地震だ!その時オラがひとりだったら

もう絵本や紙芝居の歳じゃない!という年齢では、漫画がおすすめです。本を読むのは好きじゃないという子も漫画ならすんなり読んでくれることが多いです。漫画も、絵が頭に入るので理解しやすいですね。

「今、地震がきたらどうすればいいかな?」と一緒に考える

普段のふとした瞬間に、「今地震がきたらどうする?」と子どもと話してみましょう。

「棚が倒れるかもしれないから、こっちに避難しようか」
「このクッションで頭と首を守ろうね」
「ここなら何も落ちてこないね」

など、一緒に考えることが大事です。さらに子どもが上手に答えることができたら、いっぱい褒めてあげましょう!嬉しい事って覚えてますよね。

子どもと一緒に防災グッズを用意する

防災グッズと言っても大人と同じようにしっかりと用意する必要はありません。一緒に必要な物を考えるという事が大切です。(家庭によっては小学生くらいになると自分の防災リュックもしっかりと用意する方も多いようです。)

「電気がつかないと何も見えないね?」「じゃあライト持っていこっか!」
「お腹すくかもしれないね」「このクッキー入れよう!」

など、家にある物でいいので、一緒に準備しましょう。うちでは実際に、この他にもおもちゃや、ノートとペンなども用意しています。

ただし、身の安全が第一です。
命の危険が迫るときには、「地震がおさまったときに、また取りに戻れば大丈夫だよ」と声掛けをしましょう。無理して持ち出すことは絶対にないように約束をしておきましょう!

大人が真剣に、いつもとは違う雰囲気で伝える

本を読む
普段の生活の中で何気なく災害や防災の話をする場合でも、ここは絶対に大切!という時には真剣に伝えましょう!いつもと違う雰囲気は、子どもにもしっかりと伝わります。

また、「危ないから怪我しないようにするんだよ!」というだけではなく、

「○○ちゃんがもし怪我したらパパやママはどう思うかな?とっても悲しくなるよね。」

と、なぜ身を守らなければならないか、理由をきちんと伝えましょう。防災に関することでなくても、子どもに物事を伝える時は理由をハッキリと伝えることで理解してくれることが多いです。

もちろん、それでも伝わらないこともあると思います。その分、保護者の方がしっかりと防災意識を高めることも大切です。どんなに理解してくれたとはいえ、いざという時にパニックになってしまう事もあります。

一緒に防災意識を高めることで、大切な子どもたちを守りましょう!

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