緊急地震速報についての記事でも簡単にまとめていますが、地震が起こった時の基本行動を改めてまとめたいと思います。全く知らないのと、こうすればいいのかとちょっとでも知っているのとでは、とても大きな差があります。
ただし、周囲の状況や地震の大きさによっては何もできない場合や、すぐにその場を離れなければ危険な場合もあります。判断は難しいと思いますが、少しでも身を守るための行動を考えましょう!
Contents
地震発生~大きな揺れが収まるまで
緊急地震速報が流れたとき、または大きな揺れを感じた時には、とにかく身の安全を第一に行動しましょう!
慌てず身の安全を確保し、周囲の状況を把握して避難を!
家でいつも通り過ごしている時
- 丈夫なテーブルや机の下に隠れる
(大地震では机も滑るように動く恐れがあり、机が脆い場合なども無理に入らず頭と首をクッションなどで守る)
- 倒れる可能性のある家具から離れる
- 窓ガラスから離れる
大きな家具は転倒防止の突っ張り棒を使うなど対策をしておきましょう。窓が割れる恐れがあるので、ガラス飛散防止フィルムやカーテンを開けてもレースはしておくなどの対策が必要です。
料理をしている時
- 火元から離れる
- テーブルや机の下に隠れる
(レンジやトースターや炊飯器なども飛んでくる恐れがある) - 冷蔵庫や食器棚から離れる
調理中に地震が起こると火を消そうとしますが、油や熱湯を浴びたり、調理器具でやけどする危険高いです。最近ではほとんどのマイコンメーターで、震度5以上の揺れを感じるとガスを自動停止するのでまずは身の安全を確保しましょう!
揺れが収まって火の始末を行います。
揺れが収まって火の始末を行います。
寝ている時
- 布団にもぐり込む
(夏場など布団が薄いときには枕で頭を守る) - 窓ガラスや家具から離れる
- 頭を守りながら、膝をつき身体を丸める
<ダンゴムシポーズ>お子様にも教えましょう!
熊本地震の時もそうでしたが、寝ている時は何が起きたか分からず判断・行動が遅れがちです。とにかく布団・枕で身を守りましょう!
夜の地震はとにかく真っ暗になるので、枕元に懐中電灯やライトなど灯りを必ず用意しておきましょう!
夜の地震はとにかく真っ暗になるので、枕元に懐中電灯やライトなど灯りを必ず用意しておきましょう!
お風呂に入っている時
トイレとお風呂は家の中で地震に強い場所とされています。柱と柱の間が狭いため、強度があり他の部屋に比べ強いと考えられています。しかし、基本行動を怠らず冷静に行動しましょう。
- ドアを開けて揺れがおさまるのを待つ
(お風呂のガラスは割れにくいことが多いため、歪んで開かなくなる可能性がある) - お風呂のフタや洗面器などで頭を守る
- 湯船にいる場合は風呂釜のヘリをしっかりと掴み溺れないようにする
- 足元が滑りやすいので姿勢を低く保つ
お風呂のお湯は抜かないようにしましょう!(断水対策)
揺れがおさまったら服を着て避難しますが、危険性が高い場合は身の安全を最優先でバスタオルを巻き、着替えを持って避難しましょう。
揺れがおさまったら服を着て避難しますが、危険性が高い場合は身の安全を最優先でバスタオルを巻き、着替えを持って避難しましょう。
トイレに入っている時
- ドア・窓を開ける(開かなくなる可能性があるため)
- トイレットペーパー(ロールそのまま)や、タオルやトイレマットで頭を守る
- トイレのフタをする
トイレの頭上の棚にトイレットペーパーなど物を置いている場合、トイレの中に物が落下する可能性があります。また、激しい揺れでトイレの中の水が飛び出ることがあるので、できるだけフタを閉めましょう。
家の中の家具の配置、脱出経路の確認を!
普段なにげなく配置している家具やインテリアをもう一度見直しましょう。
特に寝室は背の高い家具や、落下物を置かないことをおすすめします。寝ている時は何が起こったのか分からず、思った以上に状況の把握に時間がかかってしまいます。
また、台所では特に倒れてくる物や割れるもの、火元もあるので特に注意が必要です。重くて自分では動かせない冷蔵庫は動くだけでなく、ドアも開き中の食材や瓶なども飛ぶように出てきます。
また、玄関や庭に出る時に倒れてくるような棚があったり、廊下にガラスなどの割れやすいインテリアはありませんか?ちょっとした工夫で、避難をスムーズにできます。
出来る限り、家具を転倒防止突っ張り棒などのグッズで固定し、子ども用いらずら防止ロック等を使って、減災を意識しましょう!