ずっと揺れている?地震酔いの対処法

「今揺れたよね!?」
「あれ?ずっと揺れ続けてる…?」

という事が、熊本地震後よくありました。揺れていないのに揺れている感覚がする、地震酔いです。以前からたまーーに、揺れたかな?と思うことがありましたが、ここまで頻繁ではありませんでした。

また、揺れる感覚だけでなく、それによって気分が悪くなったり吐き気がしたリ、眠れなくなる方もいます。私の友人もめまいか揺れか分からなくなり、病院に通うようになりました。

「地震酔い」とは、医学的な定義はないそうですが、東日本大震災の後からよく見聞きするようになりました。めまいや吐き気など乗り物酔いに似た症状が多いようです。

地震酔いは揺れる感覚で気分が悪くなるだけでなく、その恐怖や不安によるストレスでさらに体調が悪化してしまうように思います。

普段の生活に一歩ずつ近づけるように、地震酔いを少しでも解消できる方法をお伝えできればと思います。ただし、症状が重い場合などはすみやかに必ず医療チームなどに相談されてください!

地震酔いに効果があった対策

熊本地震では多くの方が地震酔いを経験し、今でも悩まされる方もいらっしゃいます。私も熊本地震後は、何度揺れたと思ったり気持ちが悪くなったりしたか分かりません。

どうしようもなかったのですが、どうにかするしかありません。自分で試したり調べたり、周りの方から教えてもらった方法で、効果があったな・改善したな、とそれぞれ実感したものをお伝えします。

効果には個人差があると思いますので、試してみて1つでも体調の改善につながればと幸いです。

コップやペットボトルの水・カーテン・洗濯物を見る

テーブルなどに水が入ったコップやペットボトルを置きましょう。「あ!揺れた!!」と思ったら、水面が揺れているか確認をすると地震か気のせいかどうか判断できます。

ほかにも、風が吹いていない場所にあるカーテンや部屋干しの洗濯物、電気の紐などを見て揺れを確認しましょう!

揺れていなければ、「今のは地震じゃない」ということをしっかりと認識できます。私も、何度も繰り返すことで正しい感覚を少しずつ取り戻せました。

深呼吸して、水を飲む

リラックスし自律神経を整えるための深呼吸も有効です。目をつぶってしっかりと深呼吸をする方もいらっしゃいました。確かに、緊張しているときには呼吸が浅くなっていたように思います。

また、水を飲むと緊張が落ち着くこともあります。私の場合はできるだけ冷たい水を飲んだ方が、スッキリとして気分をリセットできました。

フリスクやミンティアなどミント系タブレット・ガム

ミント系のお菓子も水と同様で、スッキリとリフレッシュするために食べました。

今では必ずバッグに1つは入れています。2~3粒食べたあとに水を飲むと、口の中がとてもスッキリしますが、刺激が苦手な方にはおすすめできません。

タブレット系は、甘いタイプや刺激が強めのタイプなど種類が多いのが特徴です。好みの味を見つけるためにいくつか試しておきましょう!

遠くを見つめる

遠くの山や木・雲などを見ると気分が落ち着くと聞いたので何度か試しました。近くの物をずっと見てドキドキするより、気分を多少変えることができました。

遠くを見つめるというよりも、何も考えられずにぼんやりしていることもありました。

ストレッチなど体を動かす

避難生活では大半の方がなかなか身体を動かしません。そのためどうしても運動不足になりがちで、血行が悪くなってしまいます。血行が良くなるとリラックス効果もあるそうなので、簡単なストレッチなどを行いましょう。

熊本地震のときには、熊本の朝の情報番組でラジオ体操コーナーが始まると、それに合わせて体を動かしていました。多くの避難所で流していたようで、身体を動かす良いきっかけとなりました。

酔い止めを飲む

地震酔いは、常に揺れて車や船に乗っている状態と似ていました。どうしても気分の悪さが改善されない場合には乗り物用の酔い止めを飲む方もいらっしゃいました。

ただし、あくまで緊急用ですし、原因がはっきりとしているわけでは無いので常用は避けた方が良いと思います。

めまいや頭痛などなかなか治らない場合は、医療チーム・開いている病院にかかるなど、専門機関にかかる事を強くお勧めします。

できるだけ人と話すことも大切

ひとりで避難所や家にじっとしていると、どうしても不安・心配になることを考えてしまいがちです。揺れたかな?揺れ続けている?と思ったら、周りの方とも話してみましょう。

どうしても会話が続かない場合もありますが、そんなときは別の方にも話しかけてみましょう!同じ恐怖や不安を体験した被災者なので「揺れてる気がすること多いですよねー」と会話が続くこともあります。

話していると意外と時間が過ぎ、気持ちも少しスッキリしました。少しだけでも周りの方と話すことで、緊張感や不安がほぐれたように思います。

震災前は人見知りでなかなか周囲との交流は多くなかったのですが、知り合いも震災前に比べ増えました。震災がきっかけで地域の輪が広がったという話も多く聞きます。

たまに話し過ぎる方もいて、反対に疲れてしまう場合(失礼ですが…)もあります。あまりに話が途切れない場合は、お手洗いや自宅に荷物を取りに戻るなどを理由に一度お話を終わらせましょう。皆、心に溜まった不安などを吐き出したいのだと思います。

話がそれてしまいましたが、地震酔いは多くの方がなっていましたし、それがきっかけで心身ともに疲れてしまう場合も少なくありません。少しでも、今回の方法で地震酔い改善できればと思います。

また良い方法やアイテムがありましたら追記いたします。

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