【二次持ち出し】備蓄におすすめ防災グッズリスト~大バッグ~

今回は、災害時に必要な二次持ち出しについてお伝えします。

二次持ち出し品とは、地震の場合は揺れが落ち着くなど安全が確保できたときに、家から持ち出す防災グッズです。救援物資が届くのがおおよそ3日ほどになるので、最低3日間は過ごせるように用意しなければなりません。

しかし、私が経験したように、

  • 指定避難所以外に避難している
  • 支援物資が避難所の全員に十分に行き届かない可能性もある
  • ライフラインの復旧がいつになるのか不明

という点から、個人的には1週間分は用意しておくと安心だと思います。(あくまで個人的見解ですので、家族の数や避難所の近さ避難グッズ保管スペースなど、個々の状況に応じて揃えましょう!

防災グッズ保管場所・必要な物リスト

チェックリスト
3日間以上避難生活を送れる防災グッズは、みなさんが思い浮かべているように、ある程度の保管場所が必要です。

保管場所は、物置・倉庫・玄関・押し入れ・車など様々ですが、家に戻ったときにすぐに持ち出せる場所がおすすめです!取り出しにくい場所に置いておくと、いざ必要な時に家具が転倒しているなどスムーズに運び出すのが難しくなります。

熊本地震の次の日、とにかく家で揺れた恐怖感が強すぎて、いつまた大地震が起こるのかと思い、家に入るのに勇気が必要でした。家に入っても恐怖心ですぐに家を出たくなったので、私の家では玄関にほとんどすべての物を揃えています。

(※ただし、水害の場合は一階が濡れてしまう恐れがあるため、状況に応じて二階などへ移動させる必要はあるかと思います。)

また、二次持ち出し品は大きめのバッグに用意しましょう。避難所と家を往復し、荷物を運ぶこともあるので、十分な大きさの旅行バッグやトランク、ボストンバッグがおすすめです。防水や防火のバッグやリュックだと尚良いです。

二次持ち出し・備蓄用防災グッズリスト

一次持ち出しグッズと重複するものがありますが、一次持ち出しはあくまで一時的に避難する道具です。二次持ち出し品では数日間自力で避難生活を送れるように十分な用意をしましょう。

必要な物
水(1人1日3リットル)×日数水用タンク・袋
食品(レトルト・缶詰・菓子など)紙皿・紙コップ・箸・スポーン・フォーク
ウェットティッシュ(赤ちゃんのおしりふき)トイレットペーパー・ティッシュ
ガムテープタオル
(女性)生理用品ラップ
水の要らないシャンプー油性マジック
災害用トイレカセットコンロ・ガスボンベ
着替え掛けられるLED照明器具
毛布・ブランケットバケツ

こちらが、二次持ち出し・備蓄用リストです!ご参考にどうぞ。
各個人で必要な物も書き出しておきましょう!

また、ここに記した物以外にも、個々で必要なものがあると思いますので、必要なものを書き出して忘れずに用意しましょう!!

避難グッズの選び方

実際に購入する際の参考にしてください!
(水と食品に関しては、重要なため次にまとめて記述しております。)

  • 水用タンク・袋
    給水車から補充してもらうため必要。場所を取らないようにコンパクトに折りたためる給水袋がおすすめ。
  • 赤ちゃんのおしりふき
    赤ちゃんがいる方はもちろんそうでない方も、大きめで容量があるのでウエットティッシュや身体拭きとしてもおすすめ。
  • ティッシュ
    箱ごとでも良いですが、箱から中身を出してフリーザーパックなどに空気を出して入れると場所を取りません。
  • ラップ
    皿の上にラップを敷いて食べ物を乗せると洗い物が減ったり、ご飯をおにぎりにしたり、必要なものを包んだり、中くらいの大きさを1箱用意しておくと便利です。
  • 油性マジック
    飲み物などの物資はみんな同じなので、間違えないように名前を書きましょう。その場で必要なものに名前を書くのに重宝しました。
  • カセットコンロ
    電気・ガスが復旧しないときに活躍します。火の取り扱いに注意。お湯やちょっとした調理など、避難生活の大きな助けになりました。
  • 掛けられるLED照明器具
    避難所では照明があるのですが、自分の家や特に車中泊の時に使いました。車内はエンジンをかけずにライトをつけっぱなしにするとバッテリーが上がるので、アシストグリップ(窓の上の取っ手)などに掛けられる照明器具がおすすめ。私は避難リュックにも小型の物をつけています。
  • バケツ
    給水車からの水だけでなく、外に置いておいて雨水を貯めるのに便利。実際に、熊本地震から数日後の大雨で、雨水を貯めてトイレの水として使いました。

水と食料の重要性(ローリングストック法の活用)

水
みなさんご存知の通り、水と食料はとても重要です。この二つは十分に備蓄しておけるように心がけましょう!

家族が多い方にとっては場所も取るし、保管するのが大変かとは思いますが、工夫をして普段の生活にも使うとストレスが軽減されると思います。

非常用だから使わない!!と手を付けないと、特別に場所を取り、定期的なチェックを忘れ期限切れて買い直しになったりと負担が増えるのは避けたいですよね。

そんなときにおすすめなのがローリングストック法です。

ローリングストック法とは普段使う水や食料を避難用の保管場所と一緒にして、そこから使って減ったら買い足して保管する、という方法。
ちなみに私は、ある程度のものは大きいバッグ(開けたら全体が見えるボストンバッグ)の中で、ローリングストックを行っています。面倒くさがりなのでバッグは開けっぱなしですが、いざというときには閉じて運び出します。

玄関など分かりやすく取り出しやすい場所にすることで、持ち出すときも家族全員が把握できているのもポイントですね!

非常用の水の準備

水は基本的に箱買いがおすすめです。1箱2ℓ×6本入りの場合が多いので、衛生的に飲むときのための紙コップも忘れずに用意!

500ml×24本入りの水も1箱あると便利です。私の家ではたまたまお茶の500ml×24本入りを購入していたのでとても重宝しました。

紙パックはつぶれる可能性や開封後の密閉性に不安があるため、ペットボトルがおすすめです。

詳しくはこちらをご覧ください。

断水による飲料水対策

断水による生活用水対策

非常食の準備

非常食の準備の際に気をつけたいのが、非常食=特別な物という考えです。

私もなのですが、非常食というと水を入れて30分待って食べられる・乾パン・缶詰など、普段あまり口にしないものを想像し、用意していました。もちろん、そのような非常食はとても重要ですし、必要です!しかし実際にそれだけではストレスがたまることが分かりました。

非常事態で慣れない避難生活に慣れない食事…
避難出来て食事があるだけでいいでしょう!と言われればそれまでですが、やはり前向きになるためには食は大事だと思います。

この経験からおすすめなのは、

  • 一度、非常食を食べてみる(ちょっと独特な風味もあるので、合う合わないが分かる)
  • レトルト食品(カレー・シチュー・総菜など賞味期限が長めで好みの物)
  • 缶詰(缶切りなしで開くもの)
  • お菓子(普段食べなれている物・クッキー・飴など)
  • 栄養補助食品(ゼリー飲料・カロリーメイト・シリアルバーなど)

以上のようなものです。

賞味期限が長い・常温保存OK・温めなくてよい、というポイントを押さえていれば自分の好物も入れておくと良いと思います。

詳しくはこちらをご覧ください。

非常食:長期保存食品・レトルト食品

非常食:缶詰・お菓子・栄養補助食品

 災害時以外にも使えるので十分な備蓄を!

備蓄
色々と必要なものをお伝えしましたが、実際に集めて目の前にすると結構な量になりますよね。

こんなに防災グッズとして用意しなければならないのか…

と思いますが、よく考えるとほとんどの物がいつも使う物ですよね。思ったほど面倒ではないので、しっかりと十分な備蓄を心がけましょう!

災害はいつどこで発生するのか分かりません。台風や大雨などある程度予測できるものもあれば、地震や火災のように突然起こるものもあります。どうしても家にいるのが危険・恐怖で避難しなけれならない時やライフラインがストップした時には、用意しておいた防災グッズが役に立ちます。

ただし、避難するときは危険が差し迫っている時です。色んなものを持って避難したくなりますが、まずは自分や家族などの身の安全が第一です。

多くの物を無理に運んだり、すぐに家に戻ろうとはせず、安全をしっかり確認したうえで、行動しましょう。

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