おいしい非常食!~長期保存食品・レトルト食品~

非常食は、

  • 非常食(長期保存可能)
  • レトルト食品
  • 缶詰
  • お菓子

などがあります。

今回はこの中でも長期保存可能な非常食・レトルト食品についてお伝えします。(長くなるので、缶詰とお菓子などは後日まとめます!)

おいしく食べる、というのがポイントです。

ここでいう”おいしい”は、豪華で味にこだわっていて…という事ではありません。普段の食事で、「今日のご飯もおいしいなぁ」という感覚の”おいしい”です。

避難時の食事の必要性と実情

空腹

地震数日後に避難所で貰った炊き出しが、驚くほど美味しく感じられ、ホッとしました。と同時に、食は心身共に大切だと改めて感じました。

地震という突然の非常事態では、極度の緊張・ストレスにさらされます。そのため空腹は感じにくくなる方が多かったです。私も本震直後は全くお腹がすきませんでした。

しかし、やはり時間が経つと少しずつ空腹も感じてきます。また、食欲がなくても、いつ終わるか分からない避難生活に向けて、食べられるときに食べておく必要があります。

もし食べなければ体力は奪われ、免疫力も落ち、病気の可能性など身体や心への負担が大きくなります。

当たり前ですが、食事は生き物にとって必要不可欠です。

避難所で必ず飲食できると考えないように

指定避難所や、それ以外でも各自治体で水や非常食を備蓄している所も多いです。しかし、災害時に必ず全員に十分な水・食料がすぐに行き渡るとは考えないようにしましょう。

もちろん、避難した方の人数・状況によっては、備蓄分で十分に足りることもあるかと思いますが、今回のような大規模災害になると、一概に足りるとは言えません。

  • 指定避難所に駆け込んだが、何日も何もなかった
  • 炊き出しに並んだが、足りずに貰えなかった
  • その地区に住んではないが、食料が貰えるところを色々まわった

といったことを実際に見聞きしました。
また、みんなとても追い込まれた状況なので足りないことでのトラブル・イライラもあります。

少しでも、自分で備えることが必要だったんだと、震災後に改めて思いました。(【注】家が倒壊した・近づくと危険という場合は、何よりまず身の安全が第一です!)

非常食は味と備えやすさが決め手!

スプーン
非常食については、【二次持ち出し】必要な防災グッズリストでも少しお伝えしましが、ここではもう少し詳しくお話ししたいと思います。

非常食と言うと、長期間保存可能で普通のご飯とは違うちょっと特別なイメージがあると思います。私も実際に「5年間保存可能の非常食」という感じの非常食も数個用意していました。

熊本地震が起こるまでは一度も非常食を食べたことがありませんでした。そのため初めて食べたとき、独特の味に慣れずほとんど食べることができませんでした。

長期保存OK!非常食の味を事前に確かめよう

非常食がすべて独特の風味があり、食べにくいというわけではありません。

非常食は長期保存が可能なものがほとんどで、マメに買い替える必要もなく手間がかかりません。用意しておくと安心材料にもなります。

今回の避難生活で学んだのは、事前に食べてみることです。今やたくさんのメーカーが工夫を凝らし非常食を製造しています。試しに買って実際に食べてみることで、自分に合う・合わないの判断ができると思います。

震災直後の極限の状態で、食べにくい物を無理に食べ続けるのは精神的にも負担がかかります。


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ただ、非常食はちょっとお値段が普通の食品に比べると高めではあります。

非常食としておすすめのレトルト食品

買い物
非常食としておすすめな物として、レトルト食品があります。本格的な非常食に比べると賞味期限は短く、保管場所も涼しい場所にと条件がある場合があります。

しかし、レトルト食品の魅力は何といっても慣れ親しんだ味という所です。いつもはちゃんと料理してても、時間がない・疲れて作る元気がない、といった時に便利でついつい使いますよね!価格も安いのでお財布にも優しいです。

また持ち運びもほとんど楽なコンパクトなタイプが多く、パウチの封を切ってそのまま食べるとお皿も不要なので避難グッズとして揃えやすいのが魅力です。

レトルト食品の選び方

レトルト食品を非常食の一つとして選ぶ場合のポイントは、味の濃い物を避けるという事です。例えば、レトルトのカレー・パスタソースなどはそのまま食べると辛く食事にはなりにくいと思います。濃い味は喉も乾きやすくなってしまいます。

水で作れるアルファ米やパンが別にあれば良いのですが、用意がない・調達できない場合もあるので、まずはそのまま食べられるシチューやおかゆなどがおすすめです。

最近では、ハンバーグや煮込み料理など、バリエーションも豊富なので何種類か揃えてみると良いと思います。

また、カセットコンロがある場合はお湯を沸かせるので、レトルトパックのご飯やカップラーメンなどを用意しておきましょう!

レトルト食品はローリングストック法で!

ローリングストック法とは、日常の生活でも使いつつ、食べた分・使った分を買い足し、また保管するといったローテーションを行うことです。

スーパーなどで販売しているよく見かけるレトルト食品の賞味期限は様々ですが、長くても1年ほどです。気が付いたら期限が切れていた!という事にならないように、普段使う分と一緒に備蓄し、常に新しい物が揃えられるようにしましょう!

 電気が使えたら…

熊本地震では100%ではないにしろ、電気の復旧がライフライン(電気・ガス・水道)の中で一番早かったです。

過去の日本の震災でも被害状況にもよりますが、電気の復旧が他に比べると早い傾向にあります。絶対とは言い切れませんが、電気の復旧が早く家電製品が壊れていなければ、レンジや炊飯器などを使い温かい食事をとることができます。

また、お米がある方は、電気が復旧するとたくさんご飯を炊いて、万が一に備え冷凍する方が多かったです。

しかし、電気が使えても食料自体の調達が難しい可能性があるので、やはり十分備蓄しておくに越したことはありません。

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