今回は非常食の賞味期限を忘れないアイデアについてお伝えします。
普段の生活でも、
「あれ?いつの間にか賞味期限切れてる…」
「まとめ買いしたの忘れてて期限切れちゃった…」
など、賞味期限はついつい忘れがちです。私もですが、特にたまにしか食べない物が期限を過ぎていることがあります…
非常食は「万が一のためにしっかり備蓄しよう!」とそのまま保管し、いざ食べようとしたときに期限が切れていては意味がありません。もちろん期限が切れていてもある程度は平気な場合もあります。
しかし災害時で壊れる・断水するなどトイレも使えないときに、万が一お腹を壊したり食中毒になることは避けたいですよね。
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賞味期限と消費期限の違い
食品には賞味期限と消費期限のどちらかが記載されています。
- 賞味期限
この期限までなら美味しく食べられますよ、という表示です。期限が過ぎてもすぐに悪くなるというわけではなく、臭いや味をチェックし異常が無ければ食べることができます。
スナック菓子、カップ麺、缶詰など腐りにくい商品が多いです。 - 消費期限
安全に食べられる期間のこと。期限が過ぎたものは処分しましょう。
生鮮食品、お弁当、ケーキなど腐りやすい商品が多いです。
非常食として販売されている物や、非常食に向いている加工食品は多くの場合上記の「賞味期限」が表示してあります。
ただし、賞味期限・消費期限ともに、未開封で保存条件を守った場合の期限です!開封後は期限に関わらず早めに食べてしまいましょう。
賞味期限を忘れない簡単アイデア・方法
賞味期限をできるだけ忘れない方法をお伝えします。簡単と書いていますが、人によっては面倒な方法もあると思いますので、1つでも「コレできそう!」と思って頂ければ幸いです。
紙に書いてリスト化し、冷蔵庫などに貼っておく
商品名・賞味期限を書き、分かりやすい場所に貼っておくのがおすすめ。書き忘れがないように、購入後自宅に帰ってすぐ書きましょう。買い物で疲れているので、ザザッとなぐり書きでも自分が分かればいいと思います。
毎日使う冷蔵庫や食器棚、カレンダー横などすぐに確認できる場所に貼りましょう!備蓄分の賞味期限だけでいいので、たまーーに書く程度です。
本体に期限を書く(直接・ラベル・マスキングテープ)
パッと見てすぐに期限が分かるような工夫。意外と見えにくい場所に期限が書かれているので見つけるのも面倒ですよね。
ラベルなどに期限を書き、目立つ場所に貼りましょう。面倒な方は、濃い色のパッケージでなければ、本体に油性マジックで直接大きく期限を書くのがおすすめです。
食品の収納場所や冷蔵庫など、マジックをすぐ手の届く場所に置いておきましょう!私もですが、面倒臭がりはちょっと手間がかかると「まーいいか」とあきらめてしまうので、必ず使いやすい状態に!
見える収納を心がける
見えないから期限が切れます。期限が長いから、たまにしか食べないから、まとめ買いしたからと、ついつい奥の見えにくい場所や棚に保管される食品が賞味期限切れになりやすいです。
とは言っても収納場所は限られていますので、棚の場合は透明のプラスチック容器や目の粗いカゴ(100均にもありますよ!)に入れて引き出しのようにサッと出し入れでき、一目でわかる収納がおすすめです。
携帯電話のスケジュール機能や専用アプリを使う
一番身近にあり毎日使う携帯電話に登録するのもおすすめ。スケジュール帳に登録しておくと確認しやすいですし、最近は賞味期限管理専用のアプリまであります。種類も多く、自分で入力するものから、写真で登録しておくものもあるので好みで選びましょう。
普通の手書きのスケジュール帳やカレンダーでもいいと思いますが、賞味期限が長い商品は1、2年後という場合もあります。たいていが日付は1年ですしアラームももちろんないので忘れっぽい方には不向きです。
【定番】ローリングストック法
非常食・水の備蓄方法の定番ローリングストック法とは、使った分と同量を買い足し、一定量を常に備蓄しておく方法です。期限が短いものから使うことで賞味期限切れになりにくくおススメです!
一定量とは、各家庭や保管スペースにもよります。救助や物資がすぐには来ない可能性も考え3日~1週間分ほどはあった方がよいでしょう。また、災害はいつ起こるか分かりません。使った分は、できるだけ早めに購入しなおすことを心がけましょう。
お得だからといって買い過ぎない
買い過ぎないという事も大事です。まとめ買い割引や安売りなどで、「お得だ!!」とついつい予定にない買い物をしてしまうと無駄になる可能性もあります。どうしても買いたい場合は賞味期限を見て必ずその期限までに全部食べることができるか、本当に非常食として必要か、を考えましょう。
また、食べたことのない物を大量買いしてしまうと、災害時に「この味苦手だった…」という場合もそれを食べるしかありません。極度の不安と緊張の中で、口にしにくい物はさらなるストレスになりかねません。
たくさん備蓄した方が安心ではありますが、地震などの災害はいつ起こるか分かりません。いつもの生活と並行して備えをしましょう。