今回は、赤ちゃんや子供用のイタズラ防止ロック・コーナークッションが家の防災対策に利用できることをお伝えします!
私は上の子が3歳・下の子が1歳の時に熊本地震が起こりました。そのため、家での色んな所でチャイルドロックを利用していました。
熊本地震の時には、家の中はガンガン揺れ、物は落ちるは家具は倒れるは…で、文字通りめちゃくちゃになりました。最初はグチャグチャになった部屋を少しずつ片づけていましたが、ふとあることに気が付きました。
「あれ?ここだけ棚の物が出てない?」
それがイタズラ防止ロックです。防災の意味は全く考えずに使っていたのですが、まさかこんなに役立つとは…と驚きました。
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いたずら防止ロック・コーナークッションの使い方
赤ちゃんや子供がいる家庭では、イタズラ防止ロック・コーナークッションといえばピンとくる方も多いかもしれません。
赤ちゃんや小さい子ども向けなので素材が柔らかい・角がないなど安全面に気が配られています。
最近では100円ショップにも置いてあるので手軽に買うことができます。(私の家でも剥がし跡が気にならないところは100円の物、気になる時は剥がし跡が気にならないものを使っています。)
イタズラ防止ロック
このような形のものが一般的です。ロックを解除するのにはコツがいるので、なかなか小さな子供には外すことができずイタズラ防止ができます。
それと同時に、解除しにくい=いつも通りに簡単には開かないという事です。
実際に私は、子どもの手が届きそうな棚や扉にはこちらをしっかり設置していました。
このような感じで、気になるところに貼るだけで開けにくくなります。大人にとっても最初は開けにくいのですが、コツを掴めばササッと開閉できるのでおすすめです。
しかし、失敗したのがキッチン上の棚でした。もちろん子供の手では届かないのでロックしておらず、色んな物が落ちてきましたし割れました。頭上への落下物は危険ですし、後片付けもとても大変でした。
地震後はしっかりといたずら防止ロックをつけています!!
おすすめのいたずら防止ロックの種類は?
基本的にはどれも解除しにくくなっているので、お好きなもので良いと思います。
あとは、賃貸の方・剥がした跡が気になる方は綺麗にはがせるタイプを利用しましょう。(素材によっては上手く剥がせない場合もあるので説明欄をよく読みましょう。)
私は安さ重視で100円ショップの物ですが、剥がした時に糊の跡がついて取れにくかったです。(というか取れなくて諦めて、今も跡が付いたままです…)
また、防災グッズとはいえ好みのインテリアに合うものが良いという方は、透明タイプ、キャラクター物などを選んでも良いと思います。
コーナークッション
コーナークッションは、机や棚の角等に赤ちゃんが頭や身体をぶつけてケガをしないように守るためのグッズです。
これも地震の際には意外に役立っていました。机や棚にもつけていたのですが、私はドアにもつけていました。
このようにドアの上の部分にコーナークッションをつけると、
ドアが完全に閉まらないので、子どもが指を挟まむ恐れがないということで使っていました。後々、専用のドアクッション&ストッパーというものがあると知りました。でもこれでも十分だと個人的には思います…
大きい地震が来たら、まずドアや窓は開けるというのが鉄則ですよね。これは部屋から出られなくなるのを防ぐためにとても重要です。
ドアをきちんと閉めることは普通の事ですし当然のことです。しかし実際にあの大きな揺れが起きたときに、気が動転し機敏には動けませんでした。
地震が落ち着いた頃、ドアが閉まるか試してみたところ若干閉まり辛くなっていました。もし地震の時に完全に閉まった状態だったら出られなかったかもしれないと思うとゾッとします。
ただ、どうしても隙間があるので、冷房や暖房の空気が逃げてしまうのですが、そこは安全のためと割り切っています。気になる方はドアの手前に冷気遮断カーテンなどをつけても良いと思います。
おすすめのコーナークッションの種類は?
コーナークッションは、前述で紹介した角をくの字で覆うタイプが一般的です。
他にもキャラクター物や波型で色んな形に合わせやすい物があるので、ご自宅の家具やインテリアに応じて選びましょう。
とくに、テレビボードのコーナー全体を長いコーナーガードで覆うのもおススメです。万が一テレビが倒れたときにも多少は衝撃を吸収してくれるので、画面が割れるのを防げる可能性があります。
実際に私の家ではテレビの縁の部分に傷が入りましたが他の部分は無事でしたのでそのまま使っています。
お手軽価格で簡単に減災しましょう!
赤ちゃん用イタズラ防止ロックやコーナーガードは、特徴にもよりますが100円~1,000円位とどれもお安い値段で手に入れることができます。
また設置も簡単で、基本的には貼るだけ・はめるだけなので1,2分で出来ます。
大きな地震後に次々と起こる余震におびえながら家の片付けをするのは気が気ではありません。
全体に散らばったガラス破片はどこまで飛散しているか分かりません。備蓄用調味料などが散乱し部屋に臭いが付いたまま取れにくくなります。色んな物が使える状態ではなくなります。
ちょっとしたことで、減災に繋がりますし、その後の片付けにも精神的にもとても影響します。
出来ることから少しずつでも実行して、万が一の事態に備えましょう!