防災グッズに!ガムテープの便利な活用方法

ガムテープは避難グッズリストによく書いてあります。とても便利なのですが、具体的にどのように役立つのでしょうか?普通に使う「貼る」以外の使い方を知り、万が一の時に活用しましょう!

【一次持ち出し】最低限必要な防災グッズリスト~リュック~の記事も参考にどうぞ!

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ガムテープの種類と特徴

まず、ガムテープといえば、どこのお店にも置いてある茶色いテープのイメージが強いですよね。しかし実は結構種類があるんです。大きいホームセンターなどに行くと分かりますが、ズラッとガムテープが並んでいます。

その中でも地震などの災害時に活用できそうなガムテープをみてみましょう。防災グッズとしては、個人的には布テープがおすすめです!!

  • 紙(クラフト)製
    ガムテープの定番。手で切ることができる。粘着力が弱く剥がしやすい。重ね貼りができない。ペンのインクをはじくので字が書けない(書けるタイプもある)。
  • 布テープ
    手で真っ直ぐに切ることができる。重ね貼りできる。文字を書きやすい。粘着力が強いので剥がしにくい。重い物向け。
  • ビニール製
    手で切りにくい(最近は切りやすく作られているタイプもある)。テープカッターと一緒にしておくのがおすすめ。粘着力がある。比較的水に強い。透明なので文字の上などでも邪魔にならない。
  • カラーテープ
    上記のテープの色がついているタイプ。目立つので目印や色分けが必要な時に活躍する。危険な場所を一目で分かるようにする。布テープタイプがおすすめ。
  • (養生テープ)
    ガムテープではないが、手で切れて剥がしやすく跡が残りにくいテープ。緑色や白色が多い。台風時など災害時の窓の補強・補修や、扉が開かないように簡易的に止める場合も役立つ。

他にも、強力多用途補修テープもありますが、避難用に持って行くタイプではないかな?と個人的には思います。ちなみに自分で使ってみると、硬めで強力すぎて失敗した時にとても剥がしにくく、ベタベタになり使いこなせませんでした…。

もちろん、補修など得意な方にとっては、とても使いやすいものだと思います!持ち出すより、お家に備えておくのも良いでしょう。

災害時におけるガムテープの便利な使い方

ちょっとした使い方ですが、「あー、そうやって使えばいいのか。」と頭の片隅に置いていただければ役立つときが来るかもしれません。避難リュックには、最低でも1本、できれば布と紙で各1本あれば色々な事に対応できると思います。

1本用意する場合は、熊本地震の経験から、文字が書けて手で切れる布テープが強度もあり何かと便利かなと感じました。

布テープは油性マジックと一緒に用意してメモ代わりに

布テープはその上に直接文字が書けるのでメモ帳代わりになり、大きく名前を書きにくいリュックなどに活用できます。名前を書いたテープを、ショルダー部分などに巻き付け、粘着部分をあわせてペタッと貼りましょう!

また、紙(クラフト)テープの場合は直接文字が書けないため、メモ用紙も一緒に用意しておきましょう。ドアや壁などに、メモをしっかりと留めておくことができます。

ケガの止血に(病状を記載)

応急処置として止血にも使えます。私は熊本地震ではこの使い方はしなかったのですが、試しにタオルを当てた上からガムテープを巻いてみたら、結構しっかりと固定できました。大地震後は、瓦礫や埃、不衛生な状態になる場合があるので、傷口を守る事を非常に大切だと思います。

また、テープに病状を書き留めておくことも有効です。誰がどんな症状なのかが一目見てすぐわかることも大事ですし、素早くわかることでより多くの方が助かればと思います。(あくまで緊急用なので、必ず医療専門の方々に診てもらいましょう!)

細かいガラス片などの掃除

激しい地震の揺れで、窓や鏡、食器などが割れることがあります。その際にとても細かなガラス片が辺りに散らばり、思わぬケガにつながることも。実際に私もパッと見ではわからない、小さなガラス片を素足で踏んでしまいました。

ガムテープがあれば、掃除の際にコロコロと転がして使う粘着テープの代わりになります。ガラス片は意外と遠い所まで飛散しているので、丁寧にくっつけましょう。

窓の補修にも!本来の使い方「とめる・つなげる」

避難時は意外と、とめたりつなげたりすることが多いです。例えば、以下のようにちょっとしたことにも活用できます。

  • ポリ袋をつなげてシート代わりにする
  • 割れた窓の補修
  • ゴミ袋の口を開けておくために固定する
  • ダンボールをつなげて簡易的な壁を作る

(番外)蛍光・反射テープは事前に貼っておく

ガムテープとは違いますが、同じテープ関連で反射テープも便利です。大地震の後は多くの場合停電します。特に夜間は真っ暗になるので、車などに普段よりも気付かれにくいです。

リュックや靴など、元から反射ステッカーなどが貼ってあるものもありますが、無い場合は自分で貼っておきましょう。

また、光エネルギーを蓄える性質を持っている蓄光テープもおすすめです。事前に光を当てておくことで長時間光り続けるのが特徴。身近な物や家の段差、ドアノブや出入口など明かりが必要な場所に貼ると役立ちます。

ガムテープは値段にも注意して!一度試してみよう

ガムテープはどれも一緒だし安いやつでいいか…と安易に安い物を買うと失敗することも。もちろん安くて良い商品もあると思いますが、よく見ると安いガムテープは巻きが短いことがあります。

また、粘着力が弱い場合もあるので、できれば家で普段使いしてみるのがおすすめ。特に問題ないがなければ、そのまま防災リュックに入れておきましょう!

私も実際、安くてお得なガムテープ(紙・布)を買いました。紙タイプは、粘着力が少し弱いなと思いつつ梱包に使った1,2時間後、貼った場所から浮くように剥がれていました。布タイプは思ったよりも粘着力がありました。

結局ホームセンターで高い物(と言っても差額100円弱ですが)を買うと粘着力バッチリでした。安物買いの銭失いでした…。

万が一の災害時に使えない!!というのが一番困ります。せっかく備えるのであればきちんと役立つガムテープを選びましょう!

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