在宅中の地震発生時の基本行動はもちろん大切ですが、地震はいつどこで起こるか分かりません。外出先や車の運転中など、思いがけない所で震災に見舞われるかもしれません。
時と場合・状況によっては、どのように判断すればよいのかが難しいこともあります。万が一の事態を想像し対策を知ることで、少しでも危険を回避できるように心がけましょう。
また、外出などで家を離れる際には、必ず持ち出したい防災グッズや防災ポーチをできるだけ持って出かけましょう。
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Contents
外出中に大きな地震が起こった時
緊急地震速報が流れたとき、または大きな揺れを感じた時には、とにかく身の安全を第一に行動しましょう!
慌てず身の安全を確保し、周囲の状況を把握して避難を!
また、どの場合でも頭・首筋をバッグなどで守りましょう!
また、どの場合でも頭・首筋をバッグなどで守りましょう!
運転中に地震が起きたら
- ハザードランプを点灯させ、ゆっくりと道路の左側に止まる。
- 事故につながる恐れがあるので急ブレーキは避ける。揺れがおさまるまで車内で待ち、ラジオなどで最新の情報を確認。
- 車から離れて避難する場合はできるだけ道路以外の場所に駐車する。
やむを得ず道路に駐車し避難する場合はキーを刺したまま、連絡先を車内に残し、車検証を持って避難しましょう。これは緊急車両が通行する妨げになった時に移動させるためです。
電車やバスに乗っている時に地震が起きたら
- つり革や手すりにしっかりと掴まる。(地震の揺れだけでなく、急ブレーキや脱線の可能性もある)
- 掴めない場合はしゃがみこんで座席などにしがみつく。
- 揺れがおさまっても慌てて外に出ず、運転手の指示に従う。
通勤ラッシュ時などは人も多く、パニックに陥りやすくなります。難しいですができるだけ冷静さを保ち落ち着いた行動が必要です。
店や屋内にいる時に地震が起きたら
- 揺れを感じたら商品棚や照明やショーケースから離れる。(特にガラスや瓶、重量感がある物の落下・倒壊に注意する)
- バッグや買い物かごなどで頭を守る。
- 避難の際はエレベーター・エスカレーターを使わない。
昼間は特にショッピングセンターなどのお店にはたくさんの人がいます。避難する際は係員の指示に従い落ち着いて行動しましょう。
エレベーターにいる時に地震が来たら
- エレベーターは強い揺れ(およそ震度5以上)が起こると自動で最寄りの階に停止するので、そこから避難する。
- 古いエレベーターには自動停止機能が備わっていない場合があるので、地震が起きたら全ての階のボタンを押し、開いた階から避難する。
- 閉じ込められた場合は外部と連絡が取れるボタンを押し、救助を要請する。
扉が開かないからと自分で脱出を試みるのは危険ですので救助を待ちましょう。
道を歩いている時に地震が来たら
- 建物の壁や塀・看板などが倒れてくる恐れがあるので離れる。
- バッグやジャケットなど身の回りの物を使い頭を守る。
- 揺れがおさまったらできるだけ広く落下物のない場所(広場・公園など)に避難する。
避難の際に車道に飛び出ると危険です。地震で運転手も混乱していて事故につながる恐れがあります。
普段から「もし今地震が起きたら?」と想像してみる
地震はいつ・どれくらいの大きさで起こるか分かりません。熊本地震の際にも、当たり前なのですが、「本当に何も関係なく突然くるんだ…」と呆然としました。
そして地震直後から、もし再度地震が起きたら?今ここで地震が起きたら?という事を毎日考えるようになりました。実際に被災したからかもしれませんが、「万が一」を想像することで回避できる危険もあると思います。
毎日の通勤・通学中に、「この塀は古いから危険かも」「もしここで降車することになったら、あの公園に避難しよう」など、少しでもいいので意識しましょう。
全く意識しないより、色んな情報を得たり自分で考えてみることが大事です。万が一の事態でも「そういえばこうだった!」と落ち着いて冷静な判断ができるように、普段から意識を高めることが大切だと思います。